2022.8.11.UP.
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ (寂蓮法師)
むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆふぐれ
訳:村雨が通り過ぎ、その霧もまだ乾いていない真木の葉の辺りに、霧がほの白く立ちのぼっている、寂しい秋の夕暮れよ。
「村雨」は秋から冬にかけて降るにわか雨。ひとしきり降って通り過ぎて行く。
「まだひぬ」は、「まだ乾かない」。「ひ」は動詞「干る」の未然形。「ぬ」は打ち消しの助動詞「ず」の連体形。
「まきの葉」は、杉・檜・槇などの総称。現在の「槇」だけに限り申さん。
この和歌は…。
「月前恋(つきのまへのこひ)」ちゅう題で詠まはった歌。
寂蓮法師はんは、出家しはる前は「藤原定長」はんちゅうて…。
百人一首を作りはった「藤原定家」はんの父上はんの甥っこはんでんねん。
一時は歌才を買われて、「藤原定家」はんの父上はんの養子にならはったんだっけど…。
「藤原定家」はんが生まれはったんで、出家をしはったちゅうこっちゃ。
しかし「藤原定家」はんは、このお人はんに親切にしてもらいはって…。
子供の頃から数十年間、エエ人間関係やったそ〜だっせ〜。
特に和歌の世界では、これほどまでのエエ仲間はおらんかったちゅうたはる。
こないな事は…。
ホンマの「価値観」のわかるお人はんしか言えまへん。
そ〜ゆ〜事で、今回のテーマは「価値観」。
巷の噂で聞くところによると…。
四柱推命の事などナ〜ンも知らん輩が…。
「2ヵ月で四柱推命を教える」ちゅう事を謳い文句に、巷で「占い教室」をやっと〜よ〜でんねん。
安いゼニで習えるんで、そこに行く御仁がおますそ〜や。
しかし「安モン買いのゼニ失い」の結末になってポシャン。
皆はんな〜。
こないな「安モン買いのゼニ失い」を仕掛けと〜輩は…。
安く済ませたい人間を喰いモンにしと〜輩でおますんやで〜。
この事に気が付きなはれや〜。
しかし、それに気付かんかったんか?
その御仁、今度は月謝の安い或る「四柱推命占い教室」に入会。
皆はん、この御仁の「安モン買い」がそのままなんがわかりまっしゃろ〜?
案の定、そこで半年、受けとんのに…。
人の性格を占えんらしい。
大変なこっちゃ!
そんな事では、そこで死ぬるまで習ろ〜とっても…。
占い師にはなれまへんで。
月謝が安いからちゅう事で、そこを選んだ愚ちゅうか…。
「価値観」がおまへんちゅうか…。
そら、安く済ましたいんはわかりまっけど…。
「安モン買いのゼニ失い」では、目的達成はオボツキまへんで。
お医者はんになるんにどんだけゼニが要りまっか?!
占い師とお医者はんを比較するわけやおまへんけど…。
わてのグループの占い師はんとこの占い教室は35000円/月。
わてんとこといっしょや。
その金額以下の月謝で、真っ当な占い師になれるちゅうて思〜と〜こと自体がそもそもの間違いの始まりやちゅうて…。
わてにその占い師はんが、わてと呑んどって言うたはった。
そのと〜りだす。
「物」と「人」とは違ゃいまんねん。
「物」は安〜に買っても「物」はいっしょでんがな〜。
しかし「人」は?!
AはんとBはんとでは違ゃいまんねん。
Aはんに依頼すんには30000円。
Bはんに依頼すんには3000円としまひょ。
安いんはBはんや!
しかし、「Aはん」と「Bはん」は違ゃいまんねんで!!
あんさんが「Aはん」の実力を買いたいんだしたら…。
30000円払うちゅうこっちゃ。
「物」を買う時は「安いか高いか?」…、「ゼニ」が先だっけど…。
「人」の実力を買う時は「どっちの人の腕前がエエか?」…、「ゼニ」はアトでんねん!!!
その「人」の腕前が必要だしたら、借金してもその代価を支払って手に入れる。
これがホンマの「価値観」を知ったはるお人はんの行動でんねん。
「物」と「人」とは違ゃうちゅう事がわかったはらへん御仁がいたはるよ〜でんな〜。
大損しまっせ〜。
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