2008.5.3.UP.
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに (河原左大臣)
みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに
訳:陸奥のしのぶもじずりの乱れ模様のように、私の心は乱れているが、誰のせいで乱れ始めてしまったのか? 私のせいではないのに。みんなあなたのせいなのに。
もぢずりちゅうんは、福島県信夫郡の名産で草花を捩じり摺りつけて染めた乱れ模様の摺り布だす。
乱れ模様の絵柄が野の草花の「ねじり花」に似と〜そ〜だす。
この「ねじり花」ちゅうのは…、捩花(ねじばな)、捩摺(もじずり)、Spiranthes Sinenisだして、らん科、多年草、花の時期は6〜7月、野原や田んぼのあぜ道などで見る事がでけまんねん。
ほんで花言葉は思慕…。
思慕…。
思慕ちゅうたら忍ぶ恋…。
この和歌は、忍ぶ恋を詠んでまんねん。
何故に忍ぶ恋を…?!
それは愛したらいかん人を愛しても〜たから…。
忍ぶ恋もれっきとした本気の恋だす。
下賤な遊びの恋とは別モンだす。
占いを、タロットや易のよ〜な2回占の〜たら違う結論が出る「占いゴッコ」と…。
いついかなる場合でも同んなじ結論の出る「運命鑑定」と区別せんと占いを論じるんといっしょで…。
恋も「遊びの恋」と「本気の恋」とを区別して論じんとあきまへん。
作者の「河原左大臣」はんの本名は「源融(みなもとのとおる)」だして、嵯峨天皇の皇子だしたんだす。
このお人はんは、京都鴨川のほとりに「河原院」ちゅう大邸宅を造らはったんで、「河原左大臣」ちゅうて呼ばれましてん。
この「河原院」は、陸奥の「塩竃(しおがま)の浦」をモデルにした庭園がおまして…。
陸奥の「塩竃(しおがま)の浦」が塩を焼く煙が立ちこめと〜様は、毎日、難波の尼崎から塩水を運んで来て庭で焼いと〜からだす。
数百人を使こ〜て運ばせたんだっせ。
いや〜、贅沢でんな〜。
道楽ちゅうんはゼニをかける事やちゅうて、よ〜わかりまんな〜。
「源氏物語」の、光源氏と夕顔が「某の院」で寝たはる場面。
この「某の院」は「河原院」をモデルにしたはるそ〜だっせ。
それほどの大金持ちの河原左大臣はんが、誰に忍ぶ恋をしはったんか?!
ゼニも名誉もおます殿方はんが…。
誰に乱れる思いの忍ぶ恋をしはったんか?!
これは不明やそ〜だす。
他人はんの恋路…。
それも奇麗な恋路…。
わてらが野次馬根性で探らんでも、これでイイんじゃ〜ないですか?!
ま〜、今回の大金持ちの河原左大臣はん…。
きっと四柱推命で言う「大運」がAランクだしたんだっしゃろ〜な〜。
この「大運」ちゅんのは四柱推命の神髄だして、一生を見わたした運気が読めまんねん。
「大運」Aランクちゅうんは天井知らずのツキの上昇が期待でける運気でんねん。
エッ?
「ほんだら、このAランクに入ったら、誰でも大金持ちになれまんのんか?!」ってだっか?
いや違ゃいまんねん。
人にはそれぞれキャパちゅうのがおまして…。
そのキャパによっては、いくらAランクが天井知らずだしても、Bランクを筒いっぱいに運気を活用しと〜お人はんに負けはる時もおまんねん。
つまり、キャパの小さな御仁が「大運」Aランクだしても、キャパの大きなお人はんがBランクを筒いっぱいに活用しはったら、その運気には勝てんちゅうこっちゃ。
そやさかい、キャパが大きい「大運」Aランクの状態が今回の大金持ちの河原左大臣はんちゅうところかもしれまへん。
エッ?
「このキャパって、身旺身弱のこと??」ってだっか?
身旺身弱は運気と関係おまへん。
身旺身弱に吉凶も佳し悪しもおまへん。
そないな単純な事でキャパがわかりまっかいな。
キャパのわからんこのサイトの愛読者の占い師はんは、お師匠はんに聞きなはれ。
一方、占い師やおまへん「占いファン」のみなはんは…。
四柱推命の占い師に運気を観てもらいはる時、キャパちゅう、こ〜ゆ〜細かいとこも聞きなはれや。
質問しはらんと、占い師は言〜てくれまへんさかいな〜。
これ、四柱推命占い師の活用法の一部だす。
四柱推命を合理的に経済的に活用して、エエ判断のもとに開運しておくんなはれや〜。
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