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2008.5.22.UP.

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは (在原業平朝臣)
ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれなゐに みずくくるとは

訳:不思議な事のあったという神の時代にも聞いた事がない。竜田川が唐紅色に水をくくり染めにするとは。

古典ファンのお人はんはご存知やと思いまっけど、「ちはやぶる」は「神」にかかる枕詞だす。
そやさかい、訳す必要はおまへん。
「竜田川」ちゅうんは、奈良県の竜田山周辺の川だして、紅葉の名所だしたそ〜だす。
その川に、紅葉した葉が覆い流れと〜様を思い描いておくんなはれ。

その様が感動的だしたんだっしゃろ〜か?!
「からくれなゐ」ちゅう、赤系統の色の表現では最高の表現を在原業平(ありわらのなりひら)はんは使こ〜たはりま!

わての大好きな歌手の矢沢永吉はんが、「キャンディ」ちゅう曲の歌詞で…。
曲に出て来る女子(おなご)はんを手つかずのフェラーリさ!」ちゅう表現をしたはりまっけど…。

「からくれなゐ」は、日本の染料では、とても出せん、目の覚めるよ〜な鮮紅色。
手つかずのフェラーリさ!」は、どの男にも落ちとらん身持ちの堅いエエ女子(おなご)はん。
ま〜、こ〜ゆ〜諷に、各部門での最高の表現やちゅうこっちゃ。

ほんで…。
「水くくる」ちゅうんは、水をくくり染めにするちゅうこと。
「くくり染め」ちゅうのは「しぼり染め」とも言い申して、布を糸でくくったり、布を結んで染めると染めムラがでけま。
つまり、「からくれなゐに 水くくる」ちゅうんは、竜田川の川の水は、流れて来た紅葉の「からくれなゐ」の一色やおまへんで、水の青さと入り混じった不思議な色やちゅうたはりまんねん。

そやけど、在原業平はんは…。
ホンマに川に紅葉した葉がぎょ〜さん流れと〜様を見て、この和歌を詠まはったんやおまへんだして…。
そないな景色を表現した屏風を見て、この和歌を詠まはったんだす。
そ〜ゆ〜事で、この和歌を「屏風歌(びょうぶうた)」ちゅうんだす。

清和天皇のお后はんの新調しはった屏風が、こないな絵が描かれとったんだっしゃろ〜な〜。
そないな屏風を「けっこうな屏風でおじゃりまするな〜。」ちゅうて、在原業平はんが褒めちぎらはった時に詠まはった「屏風歌」でんねん。

在原業平はんはエエ男はんだしたんで、このお后はんと独身時代に恋しはったちゅう事は別にし申して…。
屏風新調のお祝いだっから、大袈裟に褒めるちゅう事はイイんじゃ〜ないですか?!
「神代も聞かず」とは、これまた最高の大袈裟と、みなはん思いはりまへんか?!
お后はんへのお祝いの心が込められ申して…。
イイんじゃ〜ないですか?!

こないな、お祝いのための褒め言葉ちゅうんは大袈裟なんはよろしおますけど…。
占いで大袈裟な表現で、お客はんに混乱を与えるんは、こりゃいけまへんで〜!

わてがわての師、萩森先生に四柱推命を教えていただいておわした時。
寿命の割り出し方の授業がおました。
この日は、いつもよりザワついた雰囲気だしてん。
それは、自分の寿命が気になって、気になってしょ〜がおまへんだしたんや。
これは、わてだけやおまへん。
他の2名の同期のモンもそ〜だしてん。

それを素早くキャッチされた先生は…。
「見てみぃ。あんたらは占い師になるタマゴや。そんなあんたらでも、寿命の話になったら自分の事が気になるやろ〜?? そやから、この部屋中が一時、騒然となったんや。占い師のタマゴのあんたらでもこないなんやから、占いの知らん人はもっと動揺してしまうんや。そやから絶対に占いを知らん人を混乱に陥れる事を言うたらあかへんで〜!!ちゅうて言われ申した。

また…。
プロ占い師だしたら、テクは当たり前の事でんねん。
阪神の金本選手(現在は現役引退)がシンカーの打ち方で悩みはり申したか?!
悩みはりまへんだしたで〜。
プロ選手は、みなはんシンカーの打ち方を知ってて当然やちゅうか…。
シンカーを打てて当たり前やさかい、プロになる事がでけたちゅうこっちゃ。
それといっしょで…。
プロ占い師も、誰にも負けへんスーパープロのテクを持っとって当たり前だして、テクの事で悩むよ〜ではプロやおまへんねん。

ほんだら、プロ占い師にとって、何が大切なんか?!
それは、お客はんに対する開運指導でんがな〜。

運気がエエんだしたら、ナ〜ンも問題はおまへん。
そやけど、運気が悪おましたら…。

「悪い悪い。」ちゅうて混乱させるんやの〜て…。
悪いちゅう事は伝えまっけど、「ほんだら、こないしはったらよろしおまんねん!」ちゅう開運指導をせんとあきまへんやん。
運気には吉も凶もおまへん。
要は、その運気の使い方しだいでんねん。
それを正確に的確に理論的に、開運指導につなげる能力を持った占い師を『プロ占い師』ちゅうんだす。

ほんで、他の『プロ占い師』にはわからん難しい事もわかり、さらに的確な開運指導がでける『プロ占い師』を『スーパー・プロ占い師』ちゅうんだす。

床の間に「開運の掛け軸」を掛けはっても、水晶の数珠を持たはっても、印鑑を変えはっても、財布を変えはっても…、運気は変わりまへんで〜!
大切なんは、どないな運気だしても、今のあんさんの運気を受け入れはって…。

ほんだらどないしたらエエねん?!

このクエッションを解決させやんと、真の悩みの解決とはなり申さん。
癒し??
そんなモン、その場限りの逃げでんがな!!
あんさんの人生だっせ。
自分の人生を逃げんと、真の開運のために『運命鑑定』を有効にご利用下され!

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


プロの四柱推命『関西占い物語』

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