男の苦しみ

2008.12.11.UP. 2011.9.6.タイトルを含めて更新.

浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき (参議等)
あさぢふの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき

訳:浅茅の生える小野の篠原ではないが、ずっと忍んで来たけれども、思いがあふれて、どうしてこんなにもあなたが恋しいのだろう。

「浅茅」は丈の低い茅。
「篠」は細い竹。

源氏物語で「浅茅が宿」ちゅうのが出て来申すが、これは「荒れ果てた家」やちゅう意味。
すなわち、「浅茅生の」で…、恋愛がうも〜行かん殿方はんのツラさを表してまんねん。

ほんで、「篠原」は、細い竹は風にそよぎまっから…。
気持ちを抑えと〜おまっけど抑えられんちゅう、殿方はんのゆらゆら揺れと〜心情を表してま。

これは、殿方はんの恋の切なさを、相手はんに訴えと〜歌でんな〜。
ま〜、今も昔もいっしょでんな〜。

殿方はんの…。
好きになった女子(おなご)はんへの…。
秘めた気持ち…。
想い…。
この時期は?!
殿方はん、心がキリキリ痛み心がキュンキュンする…。
大変ツラい時期だす。

女子(おなご)はんのこ〜ゆ〜時期は…。
「色々、心の整理がつきました。想う人がいるだけでも世界が違って見えます。」ちゅうて…。
毎日が期待感と楽しさが勝り、殿方はんのそれとは比較的正反対の状況やちゅうこっちゃ。

それは…。
男の恋は攻める恋で…。
女子(おなご)はんの恋は受ける恋だっからだっしゃろ〜。

わての知り合いの女子(おなご)はんが、旦那はんが浮気して旦那はんに離婚され悩んだはった。
しかし…。
旦那はんよりも大好きだした、元彼はんに手紙を書き申したら…。
ワンモーションで電話が元彼はんから、かかって来はった!
そっから…。
その女子(おなご)はん…。
離婚のショックから完璧に立ち直らはった!
イイんじゃ〜ないですか?!

だいたい、その女子(おなご)はんの元旦那はんとの結婚生活ちゅうんは…。
元彼はんとの比較の毎日だしたんで…。
「元彼の方がよかった!」ちゅう結論やったちゅうこっちゃ。

ほんで…。
元彼はんの方も…。
現在、既婚者でんねんけど…。
元カノと奥方はんを比較して…。
「元カノの方がよかった!」ちゅう結論を、ど〜やら持ったはるよ〜でんねん。

そらそ〜だっしゃろ〜。
みなはんも…。
クルマを乗り換えはった時…。
前のクルマの方がエエ場合。
新しいクルマを乗るたんび…。
「前のクルマの方がよろしおましたな〜。」ちゅうて思いまんがな〜。
それといっしょだっせ。

そないな人間ウォッチングをしと〜と…。
結婚ちゅうモンの裏側が見えるよ〜な気がし申す。

そやけど、この元彼はん…。
この女子(おなご)はんに、心がカムバックしはって…。
想いをカムバックしはったら…。
心がキリキリ痛み…。
心がキュンキュンする、大変ツラい時期になりまっしゃろ〜な〜。
どない、この恋にオチをつけて来はるんか?!
楽しみでんな〜。
そないな恋にオチをつけるんは…。
殿方はんの、ヘヘヘ、仕事だっさかいな〜。

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


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