相性3

2008.12.22.UP. 2011.5.6.更新.

しのぶれど 色に出でにけり わが孤悲は ものや思ふと 人の問ふまで (平兼盛)
しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで

訳:私の恋は、心の中に包み隠していたけれども、顔色に出てしまったよ。「何か物思いしているんですか?」と人が尋ねるほどに。

この歌は「天徳内裏歌合(てんとくだいりうたあわせ)」ちゅうて、村上天皇の天徳4年(960)3月30日に宮中で行なわれた歌合…。
すなわち、和歌の試合での「忍ぶ恋」の和歌でんねん。

エッ?
「ナンで日付まで、わかってるんや?!」ってだっか?

この歌合は、後世の歌合の模範とされはったくらい、ものすごい歌合だしたからでんねん。
ほんで、この歌は…。
壬生忠見(みぶのただみ)はんの恋の歌と一騎打ちして…。
接戦の末、この歌が勝ち申したちゅうこっちゃ。

ちなみに、この歌は「百人一首」で40番、壬生忠見はんの恋の歌は41番目に出て来申す。
これは、編者の藤原定家はんが意図的にしはった事だす。
それほど、甲乙つけ難い接戦やったちゅうこっちゃ。

忍ぶ恋…。
躊躇しと〜恋…。
告白を躊躇しと〜恋…。

殿方はんに限らず…。
好きな異性を見つけはったら…。
「その人の気持ちを知りたい!!」ちゅうて思いまんな〜。

それがでけまへんさかい…。
「忍ぶ恋」になる場合もおます。

エッ?
「以心伝心の人を占いで探せんのんか?!」ってだっか?

ヘヘヘ、それは無理でんな〜。

エッ?
「同じ『月支元命』の人の中に、以心伝心になれる人がおるんと違ゃうんか?!」ってだっか?

同んなじ「月支元命」の人同士だっか?
そら…、同んなじ気質だっさかい…。
お互いの性格に関する説明は、お互い必要おまへん。
しかし…。
それは便利なだけだして…。
それで…。
お互いの気持ちがわかり合えるちゅうモンやおまへんで〜。

言葉は必要おまへん。
目と目が合えば…。
お互いの気持ちが手に取るよ〜にわかる。
以心伝心。

同んなじ気質でおましても…。
以心伝心になれるなれんとは別の事だして…。
以心伝心ちゅうんは…。

相手を愛して…。
相手を思いやろ〜と…、いや…。
100%、相手を誰よりも…、何よりも…、最優先して思いやっとったら…。
自然に相手の気持ちが…。
どないな場合だしても手に取るよ〜にわかって来るモンでんがな〜。

こ〜ゆ〜事は…。
いわゆる「占い以前の問題」や!! ちゅうこっちゃ。

「○さんと私とは…。『月支元命』が違うから…。お互いの共通部分がないのよ。」
四柱推命をちょっと齧ったモンが恋愛において、よ〜言う台詞だす。

しかし…。
自分が恋人に対する愛が足りんで…。
恋人を思いやる気持ちがおまへんかったんで…。
恋人と以心伝心になれんかったんやのに…。
それを…。
月支元命のセイにするんは…。
ヘヘヘ、虫がすぎるんと違ゃいまっか?!

お互いの性格気質が…。
例え全く異質な二人でおましても、以心伝心の二人になれるカップルはなれまんねん。
心が通い合う、以心伝心…。
こ〜ゆ〜モンはお互いの月支元命とは無関係な事でんねん。

そ〜ゆ〜こっちゃ。

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


プロの四柱推命『関西占い物語』

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