2009.2.20.UP. 2010.4.3.更新.
逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし (中納言朝忠)
あふことの たえてしなくは なかなかに ひとをもみをも うらみざらまし
訳:あの人と逢う事がなかったなら、かえって今のようにあの人のつれなさを恨んだり、わが身のはかなさをつらく思ったりする事はなかったろうに…。
「逢ふ」は男女が契りを結ぶこと。
「絶えてし」は「全く」。
「なかなかに」は「かえって」。
そないな意味だす。
この和歌は、みなはんは、も〜お気づきやと思いまっけど…。
リズムのエエ歌だして…。
「絶えてしなくは なかなかに」の「な」のくり返し。
「人をも身をも」の「をも」のくり返しが軽快なリズムを奏でてま!
イイんじゃ〜ないですか?!
ところ〜で、この歌は…。
「ナンでこの女子(おなご)はんと逢〜ても〜たんやろ〜?! 逢わなんだら…?! こないな切ない思いはせんですんだのに…。」ちゅう、恋愛の傷心を詠と〜た歌だす。
そやけど、人生、ホンマに、そ〜なんだっしゃろ〜か?!
これは、わての大学2年の夏のある1ページだす。
大昔、超人的な我がままな女子(おなご)はんがいたはりまして…。
わてはその女子(おなご)はんと海に泳ぎに行くちゅうハナシになりましてん。
わては白浜(和歌山)、つまり太平洋で泳ぎと〜おましてん。
そやけど彼女は若狭(福井)、つまり日本海に行きたいちゅうんだす。
その女子(おなご)はん、泳ぎは、からっしきあかへん「カナヅチ」でんねん。
そやさかいに、どこの海でもよろしおまんがな〜。
そやのに全然、引きまへんねん。
わての言〜事を聞きまへんねん。
わても小さい時分から「我がまま」やったんは認めま。
おもちゃを買〜てくれへんかったら、泣いて泣いて、道に寝転ぶくらいだしてん。
今でも自分の考えが通らんと破壊的になりま。
エッ?
「大喧嘩して、どこの海にも行かへんかったんと違うか?」ってだっか?
それは机上の空論だして…。
昔から「我がまま」は性格が悪〜て人間関係はうも〜行かへんちゅうんが通説だす。
そやけど「性格に善悪はおまへん」ねん!
「我がまま」の裏は「根性」でんがな〜。
よ〜若い女子(おなご)はんらが「私、やさしい男性が云々。」ちゅうて言いまっけど、「やさしさ」の裏は「優柔不断」だっせ。
「変わりモン」の裏は「斬新な人」、「純真な人」の裏は「単細胞な奴」…。
各々の性格の根源ちゅうモンを考えやなあきまへん。
その出方によって、巷では善悪に批評されまんねん。
「やさしさ」の裏は「優柔不断」でんので、「ああ…! この人、やさしい!!」ちゅうてホレはっても、優柔不断な面を見せられて幻滅しはる可能性がおますっちゅうこっちゃ。
さらに占いにも吉も凶もおまへん。
金持ちやから幸せとは限りまへんし、離婚したからちゅうて不幸とは限りまへんやろ?!
そやから、占いで出て来た事は吉でも凶でもおまへんねん。
占いで出て来た事を素直に受け入れはって、それを幸せにするも不幸にするも、それはそのお人はんの方針、心の持ち方1つでんねん。
さて、ハナシは戻り申して、「超人的な我がままな女子(おなご)はん」に対して、若き日のわてはどないな結論を出したと思いはりまっか?!
わてはその徹底した子供じみた「我がまま」に微笑ましさを感じましてん。
同んなじ「我がまま」を言〜んでも、「かわいく」言える人は得だっせ。
この女子(おなご)はんが、その得な「我がまま」人間やったちゅうこっちゃ。
そやから流石(さすが)の「我がまま」なわても…。
「そこまで我がままを言〜か?! おもろいやんけ!! ナンかワクワクして来た。よし! おまえのプランに乗った! あした若狭の海へ行こ〜ぜ!!!」
ヘヘヘ、ハナシは長ご〜なり申したが…。
そないな女子(おなご)はんと出会い、そないな女子(おなご)はんと恋をしたさかい…。
今日(こんにち)のわてがいてまんねん。
さらにバージョンアップした恋もでけてまんねん。
そやから、どないな展開になろ〜とも、男女は出会う事において、「逢わなんだらよかった」ちゅう事はおまへん。
そ〜ゆ〜こっちゃ。
♪「悲しみはすべて 俺にあずけて 今はあずけて 俺にあずけて」♪(「MARIA」矢沢永吉)
今回は、こないな思いを…。
わてに最初に刻み付けた女子(おなご)はんのハナシだした。
当たり前の事でんねんけど…。
価値ある…。
高級なる…。
そないな女子(おなご)はんを選ばんとあきまへん。
組し易しちゅう事で、生涯をともにする相棒の女子(おなご)はんを選ぶんやおまへん。
そ〜ゆ〜こっちゃ。
安酒ばっかり呑んどらんと、高級な酒を呑まんと…。
ナ〜ンも生まれんのんといっしょやちゅうこっちゃ。
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