飽きる

2009.8.28.UP.

忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな (儀同三司母)
わすれじの ゆくすゑまでは かたければ けふをかぎりの いのちともがな

訳:あなたは私の事を忘れないとおっしゃったけれど、遠い将来までそう思ってくれるのは難しいでしょうから、そのうれしい言葉をいただいた今日がこの命の最後の日であったらいいのに。

「忘れじ」は「(いつまでも)忘れじ」(というあなたの言葉)ちゅうて考えておくんなはれ。
すなわち…、「いつまでも忘れないよ。というあなたの言葉が」ちゅう意味だす。
そ〜ゆ〜事で…。

結婚の初めに、あなたは永遠の愛を誓って下さる。
私は嬉しいけれども、本当に永遠なんてモノがあるのでしょうか?
そう思うと、私はその言葉を聞いた今、幸福の絶頂で死んでしまえたらと思います。

こない詠と〜たはりまんねん。
そ〜でんな〜。
ホンマに忘れへんのんだしたら…。
「おまえを忘れないよ!」なんて言いまへんからな〜。(男心!!)

これは、作者はんの結婚当初の歌だす。
作者はんの旦那はんは、関白藤原道隆はんだして…。
いにしえ占い物語/一夫多妻に出て来はった、藤原兼家はんのご子息でんねん。

ここで、作者はんの「儀同三司母」の「儀同三司」って??
これは、「儀を三司に同じくする」ちゅう意味だして…。
「三司」は太政大臣・右大臣・左大臣を指しまっから、それと同じくする人…??
それと同じくする人だっけど、大臣やおまへん人…。
すなわち、「準大臣」やちゅう事でんねん。
具体的には藤原伊周(これちか)はんを指しま。

そ〜ゆ〜事で、この作者はんの旦那はんは藤原道隆はん。
その間にでけはった子供はんが、藤原伊周はん、藤原隆家はん、ほんで…、一条天皇の中宮…!!
すなわち、中宮定子はん!!

すごおまんな〜。
「枕草子」のレギュラーメンバーのオンパレードだっせ!

そ〜ゆ〜事で、作者の儀同三司母はんは、中宮定子はんのお母はんやちゅうこっちゃ。

みなはんは歴史の授業で、中宮定子はんの盛衰ちゅうか、当時の宮中の政権交代による盛衰をご存知やと思い申す。
それもひっくるめて、この歌を詠み申すと…。
男女の想いの盛衰と、宮中の権力の盛衰が、ダブって響いて来まへんか?

ところ〜で…。
わて、この稼業やっとって、いっつも思いまんねん。
男女は如何に愛し合〜ても…。
いつかは、その気持ちは色あせて…、普通の男女になっても〜たり、そこまで行かんでも、それに限りなく近い状態になってまう。
すなわち、如何に愛し合〜て結婚し申しても、最後には飽きてまうちゅうこっちゃ。

しかし我々は、「結婚」ちゅう倫理に基づいて…。
そ〜ゆ〜現実を見て見んふりしたり、屁理屈を弄して表面化せんよ〜に抑えてまんねん。
みなはん、そ〜と違ゃいまっか?!

男は、どんなけエエ女子(おなご)はんやっても飽きまんねん。
男は、どんなけ美人の女子(おなご)はんやっても飽きまんねん。

これは女子(おなご)はんにも言えま。

しかし、この「飽きる」ちゅうこと…。
これは生物学的に、種族の保存のための重要なプログラムだして…。
生物は、その種族の保存のために…、は多くのに出会お〜て、自分の遺伝子をバラまかんとあきまへん。
その事によって偏らん個体…。
つまり、いろんな環境に、それぞれ対応でける個体(子孫)を残す事がでけまんねん。
Aちゅう個体が地球の環境の変化に対応でけんでポシャリ申しても、Bちゅう個体が対応でけ申したら…。
その種族は滅びんと種族の保存がでける。

これは全ての生物の共通したプログラムやちゅうこっちゃ。
ほんで、人類も生物やちゅうこっちゃ。

は多くのに出会お〜て、自分の遺伝子をバラまく。
それは、その種族の保存のために…。

我々も生物の端くれだっから…。
殿方はんは多くの女子(おなご)はんと出会お〜て、自分の遺伝子をバラまく。
人類の繁栄のために…。

そやから、我々には愛した異性に対して、「飽きる」ちゅう習性がインプットされてまんねん。
それは、人類の繁栄のために…。

しかし、我々人間社会には「結婚」ちゅう倫理がおます。
「一夫一婦制」ちゅう倫理がおます。
ま〜、そこが、我々人類が単なる生物やの〜て、万物の霊長なんやちゅう事と違ゃいまっか?!

これは…。
我々は、他の生物よりも比べもんにならへんくらい繁栄能力がおまっから…。
他の生物並みの種族の保存をしても〜たら、繁栄し過ぎてまうさかいに生物学的なプログラムに反する「掟」を持って、バランスを取っとんかもしれまへんな〜。

ところ〜で…。
そ〜ゆ〜事で、人間は「飽きる」ちゅう能力(?)を持ってまんねんけど…。
その男女の組合わせによっては、全然「飽きん」カップルに稀になる事がおますんや!

これは神のいたずらなんだっしゃろ〜か?!
こ〜ゆ〜カップルに関しては、「結婚」や「一夫一婦制」ちゅう「掟」ちゅうか倫理はいり申さん。
だって、その二人は「飽き」まへんのんだっから!!
ま〜、いわゆる「愛したまま」やちゅうこっちゃ。

そないなカップルは四柱推命でわかりまんねん。(四柱推命で言う「相性」や「縁」の理論で言〜とんやおまへんで〜!!)
そやけど現実と同様、四柱推命の学問上でもホンマに低い…、低過ぎる頻度のカップルでんねん。
(そのテクとは?! わてのヒヨッコはんらは、わての「四柱推命の授業」をよ〜聞き漏らさんと聞かはるこっちゃ。ところどころで言〜てまっからな〜。)

人生の森羅万象を、バーチャルに表現しとんが四柱推命だっけど…。
わて…。
自然の摂理が先なんか?!
四柱推命の理論が先なんか?!
「どっちが先に誕生したんやろ〜??」ちゅうて、気になるくらい考えてまう事がおます。

今回は、愛し合〜た男女が「飽きる」ちゅう事に関して述べ申した。
そやけど…。
相方はんを飽かはっても…。
工夫して、うも〜に(うまく)結婚生活を維持させて行くんが、大人としての進む道やちゅう事には変わりはおまへん。
賢明なる読者のみなはん!
誤解のおまへんよ〜にしておくんなはれや〜。

また今回は、元「理科高校教諭」(2回目の教職)の立場で書かせてもらい申した。
理科って自然科学って…。
文学に比べ申して…。
ヘヘヘ、ホンマに味もシャシャリもおまへんな〜。

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


プロの四柱推命『関西占い物語』

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