アホ人間

2009.9.9.UP.

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ (大納言公任)
たきのおとは たえてひさしく なりぬれど なこそながれて なほきこえけれ

訳:この大覚寺の滝殿の滝の音が絶えてから、長い年月がたったけれど、その名声は今でも流れ伝わって、広く世に聞こえている事だ。

「滝」は「大覚寺の滝」だして…。
この歌が詠まれた頃は、その水が涸れとったとも、涸れかけとったとも言われてまんねん。

「流れて」は「流れ伝わって」。
「滝」の縁語だす。

「聞こえけれ」は「有名で世に知られる」。
「音」の、これまた縁語だす。

この歌は大覚寺に行かはって、嵯峨上皇遺愛の滝を詠んだ歌。
嵯峨上皇は9世紀に、元々、自分の離宮だした嵯峨野の大覚寺に滝殿を造らはったんだっけど…。
それから百数十年が経って、滝の水は涸れて…、滝の音はせず…。
しかしそれでも、滝の名声だけは涸れずに残っと〜。

そ〜ゆ〜事を…。
「たきのおとは たえて」
「なこそながれて なほ」

ちゅう流麗なリズムと縁語で詠と〜たはるんだす。

ところ〜で、この歌の作者の公任(きんとう)はんって、どないな御仁か知ったはりまっか?!
この御仁は、当代最高の文化人だして、「和漢朗詠集」の作者はんでもおまんねん。
そ〜ゆ〜事で、紀貫之はん以後、列ぶ者がおまへんほどの歌学の権威だしたんだっせ。

ところ〜が、この御仁、悪い意味のエエカッコしぃだして…。
公任(きんとう)はんの妹はんが立后(りっこう)ちゅうて、円融天皇の中宮に立てられはった時。
同じく中宮候補だしたんが藤原兼家はん(「蜻蛉日記」の作者はんの旦那はん)の娘はんだして…。
公任(きんとう)はんが兼家邸の前を通らはった時、「おたくの娘はんは、いつ立后するのかね?」ちゅうて言いはったそ〜だす。

また…。
紫式部はんにも、「この辺りに若紫(「源氏物語」の登場人物)はおりますか?」ちゅうて、わざとらしゅ〜に聞かはって…。
「わしはお前の本をちゃんと読んでるぞ!」ちゅう意味あいで、顰蹙(ひんしゅく)を買いはったそ〜だす。

ポテンシャルがおましても、アホやったらあきまへんな〜。
当代最高の文化人はんだしても、ヘヘヘ、必ずしも賢いとは言えまへんちゅうこっちゃ。

これは、(「賢い」のジャンルは違ゃいまっけど…。)四柱推命の星でも言え申して…。

世間の四柱推命の本や、世間の雑多な四柱推命(?)占い師(??)らが…。
「傷官」は賢いちゅうて言わはりま。
そやけど、通変星でアホや賢いなんて決定でけまへんねん。

ほんだら…。
東大生、全員「傷官」だっか?!

違ゃいまっしゃろ〜!!
こないなこと、データーを取らんでも義務教育を受けとったら…。
「それはオカしい!」ちゅうてわかるモンだっせ。
そやのに、そないな事を言い続けはるさかい…。
わて…、「あんさん方、占い師はアホや!」ちゅうて大昔から言〜とんだす。

エッ?
「そやけど傷官は賢い。」ってだっか?!

ほんだら、ある「傷官」の女子(おなご)はんの実話をどんぞ。
アホ人間「傷官」篇だす。

その女子(おなご)はん、昭和42年生まれだして…。
現在(H21.9.9.)まで結婚歴なし、恋愛はかろ〜じてしとっても、まともな恋愛歴なし。
そやけど、「身旺傷官」だっから口は達者でんねん。

東北の田舎モンやのに…。
言うわ言うわ…!
自分の想像でもモノは言うわ言うわ…!!
たまらんほど、口は達者でんねん。

そ〜ゆ〜中…。
ある歳下の女子(おなご)はんと友だちになりはりましてん。

その女子(おなご)はんは、男好きで、かつ、殿方はんにもモテる女子(おなご)はん。
男経験はちゅうたら、両手の指と足の指では足らんほどの数。
ここが、この「傷官」の女子(おなご)はんとの違い…。

そ〜ゆ〜事で、異種やけど男好きの、お2人はんは、いわゆる「Y談」(エッチな話)で繋がらはった。
実績に基づいた友人はんの「Y談」と、実績なしの耳年増(ホンマに年増はんだっけど…)の、この女子(おなご)はんの「Y談」の対決?!
空しゅ〜おまへんのんやろ〜か?!
この辺りでも、この女子(おなご)はん、賢こ〜おまへんのんと違ゃいまっか?!

ほんで、そ〜こ〜しとったら…。
この「傷官」の女子(おなご)はんの近所の幼なじみの殿方はんが、同じく幼なじみの奥方はんに飽かはって…。
この「傷官」の女子(おなご)はんに、チョッカイをかけはった。
もちろん、この女子(おなご)はんは棚からボタ餅で落ちはった。

現在は、この顛末を知ったはる或るお人はんに…。
その不倫相手とは別れて、「幼なじみの内科のお医者はんと婚約してる。」ちゅうて言〜と〜よ〜でんねん。

エエ??!
「幼なじみ」ちゅうんは、その間男で…。
「お医者はん」ちゅうんは、「Y談」繋がりの友人はんの婚約相手の親御はんの商売と違ゃいまんのんか?!
そないなウソを言わんでもよろしおまんのに…。(風の便りではホンマにウソだした。)
あんさんはな〜、内外共に誰にも相手にされてまへんだしてんで〜。
この女子(おなご)はんには、斜陽を思わす哀れを感じまんな〜。

も〜1つ…。
ある「傷官」の占い師(?)の女子(おなご)はん。
50歳前の女子(おなご)はんが、デストロイヤー(プロレスラー)のよ〜な覆面をして占の〜たはる。
時代遅れの、ピンクの羽根の扇子を持って占の〜たはる。
恥ずかしおまへんのんだっしゃろ〜か?!

どっかの占い師のお師匠はんに、数年前に破門されたちゅう女子(おなご)はん。
そら、そないな気質やったら破門されまっせ。
そのお師匠はん、この女子(おなご)はんを破門にしといて大正解やったんと違ゃいまっか?!
破門されて、テクの供給を断たれた占い師(?)の末路ちゅうか、底をついたテクをカモフラージュするための覆面パフォーマンス?!
その歳で哀れやと思いまんな〜。
違ゃいまっか?!

ま〜、こ〜ゆ〜諷に「傷官」やからちゅうて賢いモンやおまへん。
もちろん、「傷官」はアホやちゅう事でもおまへん。
賢いお人はんも、アホな御仁もいたはるちゅうこっちゃ。
これは、他の通変星にも言える事だす。

最後に…。
男性軍から女性軍へ。
男は、幼年期から、お母はんちゅう女子(おなご)はんを見て成長して来申した。
母は賢い女子(おなご)はんだすんで(最近は??だっけど…)、男は「女子(おなご)はんは全員、賢こ〜おまへんとあきまへん!!」ちゅう潜在意識を持ってま。
そ〜ゆ〜事だっから、世の女子(おなご)はん方!
アホな女子(おなご)にならんよ〜にしておくんなはれや〜。

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


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