男のサガ

2010.1.20.UP. 2012.3.13.更新.

いにしえの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな (伊勢大輔)
いにしえの ならのみやこの やへざくら けふここのへに にほひぬるかな

訳:(奈良の僧都から届いた八重桜を受け取る役目を授かり、御前にささげる時に詠んだ歌)その昔、奈良の都に咲いていた八重桜が、今日は九重の宮中で、常よりも色美しく咲き誇っているのです。

「奈良」は、元明天皇から光仁天皇までの、7代70余年続き申した古都。
「八重桜」は、山桜の変種だして、11世紀初頭の京都では珍しい品種だした。
「九重」は、中国の王城は九重(きゅうちょう)の門をめぐらせたはったちゅう故事から出た、「宮中」の意味。
ここでは、「八重」に対して使こ〜てま。
「にほひぬるかな」は、「色美しく咲く」。

当時、珍種だした「八重桜」は毎年、宮中に献上されとって…。
この歌は、それを受け取る際に詠んだ歌でんねん。

作者、伊勢大輔(いせのたいふ)はんは、神祇伯大中臣輔親はんの子供はんだして、代々歌人の系に生まれ祖父は大中臣能宣はん。
中宮彰子はんに仕え、ノチに高階成順はんと結婚しはった。
中古三十六歌仙の1人。

ところ〜で…。
この毎年恒例の宮中での「八重桜」献上式…。
その「八重桜」を受け取る役は…、ナナ、ナンと?!
紫式部はんだしたんだっせ!!

ところ〜が…。
この紫式部はん、あんまし晴れがましい事は好きやおまへんのんで…。
「今年は新参の人に…。」ちゅうて、大役を伊勢大輔はんに譲らはった。
伊勢大輔はん、中宮彰子はんに仕えて間もなき時だしたんで…。
新参者にとっては大名誉!!

ところ〜が…。
当時の最高権力者の藤原道長(中宮彰子はんのお父はん)に…。
「花を受け取る際、黙って受け取ったらあきまへんで〜。歌を詠むんだっせ!」ちゅうて、咄嗟に言われはった。
さぁ大変?!!

しかし伊勢大輔はん、その場で咄嗟に、この歌を詠んで受け取らはったちゅうこっちゃ。
すご〜〜〜い!!
流石、重代の歌人!
これを遺伝ちゅうんだっしゃろ〜か?!
これを歌人の性(サガ)ちゅうんだっしゃろ〜か?!
あっぱれな事でんな〜!!

ちゅう事で…。
今回は「性(サガ)」…。
「男の性(サガ)」がテーマ。

男、オトコ、おとこ…。
男ちゅうんは年代を超えて…。
1人の女子(おなご)はんの範疇を超えて…。
「にほひぬるかな」…。
何度も咲き誇っていたいちゅう願望がおますんと違ゃいまっか?!

四柱推命をやったはるお人はんは、わかったはる事象で…。
自分が自分でおまへん時期ちゅうんがおまして…。
こないな時期、いっつも見と〜女子(おなご)はんが急に綺麗に見えて、ハッとしてまう事がおます。
それは「男の性(サガ)」ちゅうモンかもしれまへん。

また、男ちゅうんは欲張りな生きモンだして…。
好意を持ってくれてまんのに、さんざん無視し続けて来た女子(おなご)はんが急に結婚しはると…。
ナンか知りまへんけど嫉妬してまい…。
その嫉妬を隠すよ〜に…、「結婚します。」ちゅう電話の中で…。
しきりにジョークを連発しと〜自分に、もう1人の自分が冷や汗をかいと〜局面にニガ笑いした事はおまへんか?
おまっしゃろ〜?!
それも「男の性(サガ)」ちゅうモンかもしれまへん。

また、別の女子(おなご)はんに「も〜電話もかけて来るな!」ちゅうて言〜たにもかかわらず…。
その女子(おなご)はんからの電話を期待しと〜自分に、ナンか親しみを感じるんも…。
「男の性(サガ)」ちゅうモンかもしれまへん。

昔は、2家を持てる経済力のおます貴公子はんや大旦那はんしか、不倫がでけんモンだした。
だって、その彼女はんを妾として囲〜て、経済的介入をするんが不倫のケジメだすし歯止めでんがな〜。
ナンでも有りちゅうんでは、スジがと〜り申さん。

しかし現在は…。
そこらのウダツの上がらんオジンでも不倫がでける世の中だす。
そのオジンは、その女子(おなご)はんにスジ(経済的介入)をと〜す気なんておまへんさかい…。
2家を持てる経済力がおまへんバーコード頭のオジンでも、不倫がでけまんねん。
そやから別に浮気を不倫を、男の甲斐性やちゅうて思う事もおまへんのんと違ゃいまっか?!
背伸びして不倫したところで、生活水準が上がるモンでもおまへん。
貧乏たれは不倫しても貧乏たれのままだすし、ウダツの上がらんモンは不倫しても上がらんモンは上がらんのんだっさかい…。
男のカッコ佳さちゅうんは、女子(おなご)はんにモテるちゅう事やの〜て、最愛の妻に「札束を抱かす」事やと思いまへんか?!

ナンか、こないな事を書くと「岳承はん、不倫モードにスイッチオンかいな〜。」ちゅうてメールをもらいそ〜なんで…。
以下の部分を付け加えま。

ハッキリ言〜て不倫するほど、わてはモテまへん。
それに20年後は70代になる身だす。(2010年現在)
若い頃のよ〜なアホな事もでけまへんし、そ〜ゆ〜事からはも〜卒業でんがな〜。

そないな事よりも、男はよそ見せんと「もっと働きなはれや!!」ちゅうこっちゃ。
「不況や不況や!」ちゅうて、全部不況のセイにして、あんさんは稼ぎが無い事から逃げてまへんか?!
このHPをお読みの中年男性のみなはん!!

中年男性から「現金回収能力」を取って、一体、何が残るちゅうんだす?!
「生殖能力」「戦闘能力」も、若い男性には負けまんねんで〜。
勝てるんは「現金回収能力」しかおまへんやん。
そやさかい…。
女子(おなご)はんに気に入られる事ばっかり考えてやんと、「青色発光ダイオード」を発明しはった中村はんのよ〜に、効率よ〜「現金回収」をする事を考えやんとあきまへんのんと違ゃいまっか?!

男は、よそ見せんともっと働け!!

ちょっと最近の男は、女子(おなご)はんの目を気にしてダラけてまへんか?!
しっかりしなはれや!!

女子(おなご)はんにスジ(経済的介入)をと〜す事がでける殿方はんだけが…。
不倫をしはっても、その女子(おなご)はんを幸せにでけまんねんで〜。
不倫する資格がおまんねんで〜。
そ〜ゆ〜こっちゃ。

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


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