占い師との相性

2012.7.6.UP.

契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり (藤原基俊)
ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あはれことしの あきもいぬめり

訳:お約束下さいました恵みの露のような、あなたのお言葉を、命としてお頼み申し上げておりましたのに、嗚呼、今年の秋も空しく過ぎてしまうようです。

「契りおきし」は、約束しておいた。
作者はんが自分の息子の事を、時の関白太政大臣、藤原忠道はんに依頼した事を指し申す。
「させもが露」は、恵みの露のよ〜な、あなたのお言葉。
忠道はんが、作者はんの依頼を受けはった時…。
「なほ頼めしめじが原のさせも草…」ちゅう歌を、引いて快諾しはった事を指してま。
「あはれ」は、嗚呼!

この歌は、恋歌やおまへんで…。
お坊さんでおます、作者の息子はんを…。
「維摩会の講師(ゆいまえのこうじ)」ちゅう、興福寺で「維摩経」を壇に立って講義する大役を推挙してくれるよ〜に…。
藤原忠道はんに頼まはったんだっけど…。(決定権は藤原忠道はんにおました。)
うまいこと行かんかった時に、詠まはった歌だす。

人の頼みを快諾しはったんやったら、キッチリやったらんかい!!
人をその気にさせといて、ナンもやったれへん。
そないな××人間がいたはりまんな〜!

ちゅう事で…。
占いに来はった御仁で…。
自分の思〜と〜回答を、占い師に求めて来て…。
自分の思いと占い結果が合致した場合は…。
ヘヘヘ、その御仁に褒めてもらえまんねんけど…。
しかし…。
合致せ〜へんかった場合は…。
ボロンチョに言う御仁がいたはりま。

この和歌の内容では…。
藤原忠道はんは、作者はんの息子はんの人生を決める人だすんやけど…。
占い師は、あんさんの人生を決めとんやおまへんのんだっせ!
占い師が「○○や。」ちゅうて言うたから、○○になるんやの〜て…。
その人の運気が○○やから、占い師は「○○や。」ちゅうて言うんだす。
そやから…。
自分の考えがど〜でおましても…。
正しゅ〜に占の〜てもろ〜て、「○○や。」ちゅうて出とんだしたら…。
そないなるんだす。

自分の思〜と〜回答を、占い師に求めて来て…。
合致せ〜へんかったら、ボロンチョに言う御仁。
ま〜、その気持ちはわかりまっけど…。
しかし占い師は、そのアトに必ず…。
「あんさんのしたい事の結末は○○になりまっけど…。それならば△△しなはれ!」ちゅうて…。
新たな策を伝えるモンだす。(開運法)

しかし…。
それに耳を貸してくれまへん御仁も…。
ヘヘヘ、チラホラ…。
ま〜、その気持ちもわかりまんねんけど…。
それでは、ど〜にもこ〜にもなりまへんで〜。

俗に巷では「占い師との相性」ちゅう事が言われてまっけど…。
その相性の内訳は?!
自分の思〜と〜回答を、占い師が言うてくれた場合。
「あの占い師さん! 私と相性が合う!」ちゅうて…。
ど〜やら巷では言わはるよ〜でんな〜。

自分の思〜と〜回答を、占い師が言うてくれて…。
さらに、自分を甘やかしてくれた占い師とは…。
「相性が合う!」ちゅうて、巷では言わはるよ〜でんな〜。

これも…。
ま〜、その気持ちはわかりまんねんけど…。
占いを真にご理解したはるみなはんは…。
そ〜ゆ〜モンやおまへんちゅうて…。
わかりはりまっしゃろ〜?!

占いの稼業しとったら…。
当然でんねんけど…。
いろんな可笑しい事が、ヘヘヘ…。
おまっせ。

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


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