2014.7.12.UP.
塵をだに 据ゑじとぞ思ふ 咲きしより 妹と我が寝る とこ夏の花 (凡河内躬恒(おほしこうちのみつね))
ちりをだに すゑじとぞおもふ さきしより いもとわがぬる とこなつのはな
訳:塵でさえ置かせまいと思うのだ。咲いてから、愛しい妻と私が寝る寝床という名を持つ常夏の花には。
「妹」は、殿方はんからの愛する女子(おなご)はんを指し申す。
「とこ夏」は、「寝床」と「常夏」の掛詞。
「常夏」は、花の「ナデシコ」の異名で、「撫子(なでしこ)」ちゅうて書き…。
その文字からも想像でけるよ〜に、恋愛情緒豊かな素材だす。
「妹」は、平安時代では古風な語句だすんで…。
古風な愛する女子(おなご)はん…。
すなわち、永い間、愛してきた女子(おなご)はん。
そないな女子(おなご)はんと共にした寝床を、塵さえ置かせないよ〜に大切にしてきた仲のよさをも表現したはるんだすな〜。
この殿方はんが一番、愛したはる女子(おなご)はん…。
オンリーワンかもしれまへん!
ナンで、それほど愛したはるんか?!
それは?!
この女子(おなご)はんが唯一、男の自分を大切にしてきてくれはったからと違ゃいまっか?!
浮気をして、幾多の女子(おなご)はんと恋愛しはっての結論と違ゃいまっか?!
この結論は、恋愛初期の勢いで「愛してる!」ちゅうて思〜たはりまへんのんで…。
信頼でける感情やと思いまっせ。
そ〜ゆ〜事で…。
一番、殿方はんを大事にしてくれと〜女子(おなご)はんの香りが…。
真夏の香りと共に…。
この和歌からしまへんか?
世の殿方はんは…。
隙あらば浮気したい!
ちゅうて、ヘヘヘ、考えたはる御仁が多おまっけど…。
その浮気相手の愛人はんは…。
あんさんの期待ほど…。
あんさんを大事にはしてくれまへんねんで〜!!
エッ?
「そんな事ないやろ〜?!」ってだっか?
あんさん、一度、浮気しはったらわかりまっせ!
それほど大事にはしてくれまへんで〜。
ま〜、その原因の1つとして…。
愛人はんは、妻子のおます身のあんさんを…。
常に本気か否か? 確認したはるんだっから…。
あんさんからの「愛」を求める行動が、優先されるちゅう事も…。
その原因におますんと違ゃいまっか?!
あるいはSF(セックス・フレンド)の場合もおますんで…。
その場合は「愛」なんてモンはおまへ〜ん!
そやから…。
ホンマはちょっとした痴話ゲンカやのに…。
一方的に愛人はんの方から…。
殿方はんのあんさんが切られてしまいまんねん。
あんさんが「マジかよ?!!」ちゅうても…。
遅かった事がおまへんだしたか?!
ま〜、そ〜ゆ〜事ばっかりやおまへんやろ〜けど…。
大概が、そないな展開と結末にならはったんと違ゃいまっか?!
女子(おなご)はんに大事にされるちゅう事は…。
平和な時に…。
ネコダレ声で…。
「××ちゃぁ〜ん! 愛ちてるよぉ〜!」なんて言われる事と違ゃいまんねんで〜。
そ〜ゆ〜事が、愛人はんに「大事にされてる」ちゅうて錯覚したはったら…。
ナンかの痴話ゲンカの時に…。
その愛人はんの「負の豹変」に…。
「マジかよ?!!」ちゅうて…。
ヘヘヘ、大慌てしはる事になりまっせ。
エッ?
「ほんだら、どないな事が大事にされと〜ちゅうねん?!」ってだっか?
わての知り合いの殿方はんが浮気しはった。
それとちょうど同じ時期に、その殿方はんの札入れがヘタりはった。
そ〜ゆ〜事で…。
殿方はん、愛人はんにその事をアピールしはったちゅうこっちゃ。
だって、浮気の初期だっせ〜。
その愛人はんに、新しい札入れをプレゼントして欲しおまんがな〜!
そ〜だっしゃろ〜??
しかし…。
愛人はんは、そのシグナルに見向きもしはらんかったんだすな〜。
ところ〜が…。
奥方はんは、その札入れのヘタリを見つけて…。
ナナナンと?!!
買〜てくれはったんだっせ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
浮気がバレた段階でんのに…。
また…。
段々と愛人はんと仲が深まり…。
このまま行ったら、旦那がその愛人はんと結婚してまうかも??
そない思いはった奥方はん…。
或る夜…。
その殿方はんがキッチンのテーブルの上に、包み紙がおますんに気づかはった。
ほんでそれを開けると…。
中から「フットマッサージャー」が出て来たちゅうこっちゃ。
ナンでか?!
その殿方はん、いっつも奥方はんに足の裏を踏んでもろ〜とったんだすな〜。
しかし、もし愛人はんのとこへ行ったら…。
その愛人はんは踏んでくれんかもしれへん。
そ〜ゆ〜事で…。
もし行くんやったら、この「フットマッサージャー」を持って行きなはれ。
ちゅう事だしてん。
また…。
この奥方はんも気の強い女子(おなご)はんだすんで…。
家ではツンツンしたはったり、浮気を頻繁に責めはるんだすな〜。(そら当たり前や!!)
その夜は、晩ご飯の時にそれが始まったちゅうこっちゃ。
それで殿方はんは避難のため、メシも食わんと自分の仕事場へ行かはった。
ほんだらだっせ?!
家から電車で5駅離れたそこへ…。
近所のスーパーへ行くために買った原付バイクで…。
奥方はんは、途中で買ったコンビニの弁当を持って来てくれたそ〜でんねん。
だって、その殿方はん、夕飯を食したはりまへんもん。
浮気を責める攻撃中に…。
ふと見せはる…。
こないな奥方はんの行動。
これを「大事にしてくれてる」ちゅうんだす!!!
しかし…。
この殿方はんの愛人はんは、そこまでやってくれんかった。
いや、比較でけるレベルやおまへんかったんと違ゃいまっか?!
ま〜殿方はんの浮気みたいなモンは…。
結局こ〜ゆ〜モンでんねん。
ほんだら、ナンでそないなエエ奥方はんがいたはるのに浮気しはるんか?!
エッ?!
わかりまへんか?
ほんだら…。
あんさんは定年まで…。
あんさんの会社の社員食堂で…。
お昼、日替わり定食を毎日、来る日も来る日も食せまっか?!
定年までだっせ!
たまには外に食しに行かはるんと違ゃいまっか?!
しかし…。
それにはナンの意味も意義もおまへんで…。
単なる新しい空気を入れに行かはったに過ぎまへんのんと違ゃいまっか?!
ほんで…。
社員食堂の定食と外食とを、冷静に比較でける時期に…。
社員食堂の定食の方が栄養価も高いし、(外食に比べて)美味やし安価や! ちゅうて…。
定食の佳さに気づき…。
定食に戻りはるんだす。
定食を「奥方はん」に、外食を「愛人はん」に例えてまんねん。
浮気しても無駄な時間とゼニの消耗や。
そないな無駄な行動…。
しかしそれが…。
ヘヘヘ、男のサガちゅうモンでんねん。
ほんで、そのサガの行動の果てに…。
男は…。
ホンマに自分を大事にしてくれと〜女子(おなご)はんを認識するんだす。
ヘヘヘ、イイんじゃ〜ないですか?!
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