2007.5.30.UP.
ことわざに…。
「できぬ堪忍、するが堪忍。」ちゅうのがおますが…。
この「堪忍」を「信じる」に置き換えて…。
信じれん事を信じるんが信じるちゅうこっちゃ。
わて、この稼業しとって、口で「信じる」「信じる」ちゅうて言〜とんのに、肝心な時に信じよ〜とせ〜へん事で人間関係の悩みを抱えはる御仁が多いのに気づき申した。
当たり前の事は信じて当然だす。
そやけど、信じれん事を信じてこそ、信じるちゅう事やおまへんか?!
そら、それには「騙される」ちゅうリスクもおまっしゃろ〜。
そやけど、自分が「この人は」ちゅうて思いはったお人はんに対しては、信じれん事を信じるんが信じるちゅう事と違ゃいまっか?!
わては…。
愛する女子(おなご)はんが…。
はずみで、わてにキツい事を言〜ても…。
わては「それはあいつの本心やない。あいつはそないな事を言う女子(おなご)やない。」ちゅうて思いま。
それは、その女子(おなご)はんを愛してるからだす。
わてが選んだ女子(おなご)はんやさかい、信じてまんねん。
一々「あんたは、××を言〜た。」なんて詰め寄ったり、問いつめたり…。
そんなん、わて、無縁や。
わてが向陽閣で占いしとった時だした。
わての係のお人はんが…。
「お客様のアンケートで、上林さんに対して××の事が書かれていますが、そのお客様の間違いか、言い過ぎでしょう。上林さんはそんな人やないですからね。」
ちゅうて、言〜てくれはった。
わて、ホンマに、うれしおました!!
そやさかい、さらに、その信頼に答えよ〜ちゅうて思い申した。
信じよ〜とする事と、信じられよ〜とする事とは一貫した事であり、一体のモンだっせ。
エッ?
「そやけど岳承はん、信頼するに足りん人にはどないしまんねん。」ってだっか?!
ハッキリ言〜て…。
わては、そないな御仁も信じま。
あんさんな〜。
人間って…。
人を疑ご〜たり疑心暗鬼になっと〜時の顔が、一番、醜い顔してまんねんで〜。
怒りの顔…。
悲しみの顔…。
それらは芸術になりま。
そやけど、人間の人を疑っと〜顔は芸術にはなりまへんで〜。
キリストの最後の晩餐の絵…。
あれは名画だっしゃろ〜。
それは、パンを分け与えと〜者の中に、自分を役人に売った奴がおるちゅうて…。
「おまえか?! いや、あいつか?! それともこいつか?!」ちゅうて疑心暗鬼になっと〜キリストはんの顔やおまへんさかいに名画でんねん。
人間、疑心暗鬼に陥ったら人格が変わってしまいま。
これは恐い事だっせ。
映画「スターウォーズ」の中で…。
ヨーダがよく「恐れ、怒り、悲しみ、疑いはフォースの暗黒面につながる。」ちゅうて言〜たはりまっしゃろ〜。
あれは、「それらの感情は人格を変えてしまいまっせ。」ちゅう、みなはんへの忠告でんねんで〜。
わて、この歳になり申して…。
目の前のごちそうに毒が入っとっても、皿まで食〜たろ〜ちゅうて思〜てま。
要は「毒を食ろ〜ても、その毒を消化して、汗とションベンにして体外に放出」できたら、毒ちゅうても恐〜おまへんがな〜。
「これ毒が入ってるんかな?!」ちゅうて疑心暗鬼に陥って怯えるんやの〜て、「毒を無毒にし消化する体力」をつけたらイイんじゃ〜ないですか?!
わては、疑心暗鬼で人格を変えと〜おまへんさかいな〜。
わて、数年前、ある女子(おなご)はんに、ちょっとまとまったゼニを「これを自由に使いなはれ。」ちゅうて、エエカッコして提供し申した。
ヘヘヘ、男は何歳になっても、女子(おなご)はんにエエカッコをしたがりまんな〜。
ほんで、悪女はんに騙されまんねん。
わて、その時、その女子(おなご)はんに「あんさんが、わてに毒を入れたごちそうを食わすんやったら食わしなはれ。わては、それが毒ちゅうて知ってても皿まで食ろ〜たりま。そないな気持ち、おまへんかったら、あんさんに、このゼニを提供でけまへんがな〜。」ちゅうて言いましてん。
ほんだら…。
ヘヘヘ、ホンマに「それが毒」だしたんだっけどな〜。
ま〜、こないな事もおまっけど…。
みなはん、信じるに値するちゅうて、あんさんが選びはったお人はんに対しては、とことん信じるちゅう事が信じるちゅう事と違ゃいまっか?!
あんさんが「信じよう」とする事で、相手はんに「信じられよう」ちゅう心を引き出しはる事が、「騙されんとこう」とする危機管理に勝るんやちゅうのをわかってもらいと〜おますな〜。
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