教わる

2003.7.20.UP.

この間、懇意にしてもろ〜ておます、京都の80歳(2003年現在)のおじ〜ちゃんの四柱推命の占い師はんに、「岳(がく)ちゃん、エエこと教えたるからおいで。」ちゅうてお電話をいただいたしだいだす 。
わては「ナンだっしゃろかいな〜??」ちゅうて、興味津々で行き申した。
すると、四柱推命の授業をされとったんだす。
ほんで、よ〜見ると、どっかで見たようなプロの人が1人、混じってまんねん。

授業は四柱推命の初歩過ぎる内容だしたが、生徒はんらの進度がそないなんだっから仕方おまへん、わては黙って拝聴させてもろ〜とりました。
わてだけではおまへんで、そのプロの人も黙って聴いたはりました。
ほんで授業が終わって、他の生徒はんらを帰らせて、そのプロの人(実はこのおじ〜ちゃんのお弟子はん)にニッコリ笑ろ〜て「わかりはりましたか?」ちゅうて言われまんねん。
すると、そのプロの人、「はい、わかりました。ご教授ありがとうございます。」ちゅうて帰って行かれましてん。

その後、そのおじ〜ちゃん占い師はん、わてに「岳(がく)ちゃんも、わかりはりましたか?」ちゅうて言わはるんで…。
わては「四柱推命の『大運』についてですか? もしそうでしたら、ものすごいハイテクをあの人に教えていますよ。」ちゅうて答えましてん。
すると、その占い師はん、「いやいや、岳(がく)ちゃん、あの弟子の態度を見はりましたやろ〜。卒業して5年以上も経ってまんのに、あんな初級の授業にいきなり呼び出されても静かに聴いてはりまんのや。岳(がく)ちゃんも、あんな態度の弟子のみに深い事を教えんとアホを見まっせ!」ちゅうて教えてくれはったんだす。
いやぁ、ホンマ、勉強になり申した。

占い教室の卒業生には、その後その年功に合わせて、上級のテクを非公式に教える事になりま。
でも態度の悪い者、ナメた者、アマに毛がはえた技量やのにテングになっと〜モンには教えてやる必要はおまへん。
学校の勉強やおまへんさかいな〜。

四柱推命のテクは案外、初歩の内容に秘伝が秘められてまんねん。
それに気がつくつかんは感性と経験なんだす。
しかし態度が悪〜ては、それ以前の問題だす。
特に師匠に対してはね。

師匠はいつも弟子の事を思〜てるモンだして、ナンかの時に教えてやろうとしと〜のに、それがわからん弟子は論外だす。
まぁ、師匠が弟子に取る言動には無駄が無く、弟子は素直にその指示に従わんと損だす。
親心でやっと〜のに、当の弟子がそれを「無駄」ちゅうて思〜たら元も功もおまへん。
そんなんはみ〜んな態度に出まっから、よ〜わかりま。
わてだしたら、そんな態度のモンには金輪際、ナ〜ンも教えまへん。
破門にされんだけ、マシやちゅうて思うこっちゃ。

最前のプロの人、師匠が他の衆にしとった授業の内容の中に、自分が求めと〜テクを暗示してくれとった事に気づき、そのテクがわかりはったんだす。
その暗示ちゅうても、わてが聴かせてもろ〜たところ、見え見えの暗示だしたけどね。
しかしそれは、プロちゅうか、経験を積んだモンにしかわからん、粋な言い廻しだしたんで他の衆にはわからん仕組みやったんだす。

まぁ、師匠について物事の道理を学ぶちゅう事は、学校の先生に勉強を習うんとは全く別な事だして、如何に弟子は工夫して、師匠から聞き出すかに尽きま。
ゴマをすってもNGだす。

まぁ、師匠が弟子に取る言動には無駄がおまへんのんで、師匠が蒔いてくれたエサには積極的に食いつきはるこっちゃ。
わての師匠の萩森先生も、そうだした。
無駄が0だした。
全てのエサにわては食いつき申したで〜。

はて?!
わてんとこのヒヨッコはんらはと…?!
この京都のおじ〜ちゃん占い師はんのお弟子はんのツメのアカを、煎じて飲んでもらわんと…。
ヘヘヘ、あきまへんな〜。

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


プロの四柱推命『関西占い物語』

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