弟子の指導

2001.9.30.UP.

占いは、教わってすぐに自在に人様を占えるよ〜なシロモノやおまへん。
実占をこなして初めて、プロの領域に入って行くのだす。
わては「占い教室」で弟子に、下地を作る事を心掛けてま。
ほんで卒業後に、重要な事を教え込んでま。
「占い教室」期間よりも卒業後の方が付き合いが長いちゅう事だす。

エッ?
「初めから、そ〜したらエエやんか。」ってだっか?

それは無理なハナシなんだす。
初めから教えても、プロのハイテクはちゃんと理解でけまへんのんだす。
頭がまだ、プロ占い師の思考構造になってへんからだす。
しかし、卒業後しばらく実占した弟子は、100パーセントプロ占い師の頭脳構造になってまっから…。
そやからわてが1を言えば、10まで行かんでも、5ほどは発展させて理解して来ま。
そ〜なれば立派なプロだして、「やっと1人前にした!」ちゅうて実感が初めて持てま。
まぁ、実占の修羅場ちゅうか経験と実績なしでわかるほど、占いは甘も〜はおまへんのんだす。

それともう一つ忘れてはならんのが、精神的な事だす。
プロになるには、「素質」と「占い師のマナー」ちゅうか「心得を実践でける人柄」、と共に「実占欲」が絶対に必要なんだす。

昔、剣に生きる武芸者は「人を斬って覚えた」ちゅう事と同様で、占いに生きる者は「人を占の〜て覚える」ちゅう事だす。
これを抜きにして、実占テクニックの習得はおまへん。

しかしいくら「占い覚えよ」ちゅうても、下地がなってまへんだしたら、占えば占うほどテクの低下や評判が下がりま。

エッ?
「基本をしっかりとやっておれば、やれるんと違いますか?」ってだっか?

ノンノン!
スポーツと同んなじで、基本はあくまでも基本でおまして実戦には使えまへん。
よ〜いたはりまんな〜、練習では優等生でも実戦ではタダの人やちゅうのが…。
基本バカは、練習での優等生止まりやちゅうこっちゃ。
王選手の「一本足打法」や将棋の「藤井システム」なんかが基本におまっか?!
大切な事は、基本の中で実占にマイナスになるモノをリストラし、基本を超越した「下地」をつけさせんといかんのんだす。

「素質」「占い師のマナーを実践でける人柄」「実占欲」「基本を超越した下地」「占い覚えよ」…。
これなんだす。

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


プロの四柱推命『関西占い物語』

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